企業の周期30年 経済の周期20年 社会体制の周期70年
おかげをもちまして弊社は本年創業35周年を迎えることとなりました。これもひとえにお客様のご愛顧、関係者皆様方のご尽力等の賜物と深く感謝いたします。謹んで御礼を申し上げます。また、これにあわせて弊社は小冊子を作成しました。
さて、俗に企業の周期が30年(今日15年ともいわれます)、経済の周期が20年、社会体制の周期70年(イデオロギー)といわれます。
確かに、社会を見ますとそうかもしれません。総務省のデータによると企業が30年以上続いている割合がかなり低いとのことです。今では15年周期ともいわれています。
バブル経済の破綻は平成2年、平成18年リーマンショック、過去には1970年代のオイルショック、確かに経済は20年周期とも思われます。
革命と戦争の世紀といわれ大殺戮を繰り返した20世紀。イデオロギーの対立でもありました。1917年にロシア革命から1989年分断の象徴ともいえる鉄のカーテン崩壊。日本においては、軍事大国から経済大国への転換。社会体制は約70年を周期にしている、ともいわれてます。
ある評論家は日本において、その時代の中心的な役割をしている階層が社会体制の変化の中で消えていっている、とも言っていました。江戸時代までは武士が、昭和初期まで軍人が、そして現在は何が消えていこうとしているのか、と問いかけていました。
現代は情報化の急加速が、より一層のグローバル化を進め、地球規模で同時代性になっていることが実感します。
樋口大和ハウス工業会長は、21世紀は「共生」がキーワードとなると語っておられたそうです。
孫ソフトバンク代表は、次期社長を一般募集し200名までを選別し、研修を行っているそうです。
ユニクロは多種多様な人材を自社ホームページにて募集。(具体的にどのよな人材が必要かを記載している)
山梨日立建機㈱代表雨宮氏は世界で初めてショベルカータイプの地雷除去機を開発されました。この方はすごいです。(詳しくは別の機会にします)簡単にあげますと、本業を通して社会に貢献する企業として、利益確保と社会貢献の両方を実現していること。 つまり、ボランティアのように一過性ではなく、社会貢献の持続性、社員の誇り、また、地雷を除去するだけでなく、除去したあと農地や学校などに利用できるような土地にする、地元が自立できることを考えた商品。
やはり樋口会長がいうように「共生」がキーワードと思われます。
坂根小松製作所会長も、作る方も利用する方もどちらもwinwinになることが大切と。
日本の平均寿命は80歳前後、企業や経済、社会体制の周期より長い。
特に周期の短い企業において、現代は加速した多様な変化に直面しており、その中で、より高度な価値を提供できる企業しか生き残れない時代になりつつある。
一方、個人としても同じことが言えるかもしれない。つまり生きている中で様々な変化を体験することとなるが、その変化に対応しながら人生自体が不可逆であるからこそ、自身の足跡を残さねば納得できないのではないかと思う。
♪♪おれの山河は美しいかと~♪♪(小椋 佳 「山河」より)